日本で生息域を広めつつある、外来哺乳類36種の生態写真を約400点掲載しています。
手前ミソながら、これは・・・類まれな図鑑です!
千葉県の山にすむキョンの集団生活・・・
兵庫県の大きな池に暮らすヌートリアの泳ぎっぷり・・・
東京都の里山で楽しく(?)生きる、外来のアライグマと、
在来のアナグマ・タヌキの接近遭遇・・・
などなど
これほどドラマチックに、外来哺乳類が活写された図鑑はないでしょう。
刊行の背景には、本年6月の外来生物法施行があります。
その対象生物は「特定外来生物」として、まず1回目の指定(哺乳類は11種)がなされました。外来種の管理規定に反した個人・団体には、罰則が適用される状況にいたっているのです。
アライグマ、ハクビシンなどは、全国的に繁殖が確認される、とくに有名な外来種です。
里山的な自然のある地域ならば、その多くの目撃例があるだけでなく、付近の農作物を食べあらすなど、人家周辺でのイタズラ(?)が目立ち、自治体によっては駆除を行っています。
著者である鈴木欣司氏(写真家・サイエンスライター)によると、
外来生物が国内にはびこるようになった原因の多くが、人為(放逐・観光・産業など)であることを考えると、なかなか解決容易ならぬ問題である、とのことです。
氏は、10年以上にわたり、国内の外来哺乳類を追跡し、取材・撮影を行っています。
本書に、その成果がまとめられており、生態写真の他、最新の生息分布状況や、現地の住民や自然への影響なども盛り込まれています。
並製B5判で、定価は4200円(税込)です。
高精細印刷により、写真の動物たちの細部が、よ〜く見えます。
まずは書店さんにて、一度手にとってご覧ください。
