2005/09/26

外来哺乳類を知ってますか?

旺文社より、本年7月に『日本外来哺乳類フィールド図鑑』が刊行されました。
日本で生息域を広めつつある、外来哺乳類36種の生態写真を約400点掲載しています。
手前ミソながら、これは・・・類まれな図鑑です!

千葉県の山にすむキョンの集団生活・・・
兵庫県の大きな池に暮らすヌートリアの泳ぎっぷり・・・
東京都の里山で楽しく(?)生きる、外来のアライグマと、
在来のアナグマ・タヌキの接近遭遇・・・
などなど

これほどドラマチックに、外来哺乳類が活写された図鑑はないでしょう。

刊行の背景には、本年6月の外来生物法施行があります。
その対象生物は「特定外来生物」として、まず1回目の指定(哺乳類は11種)がなされました。外来種の管理規定に反した個人・団体には、罰則が適用される状況にいたっているのです。

アライグマ、ハクビシンなどは、全国的に繁殖が確認される、とくに有名な外来種です。
里山的な自然のある地域ならば、その多くの目撃例があるだけでなく、付近の農作物を食べあらすなど、人家周辺でのイタズラ(?)が目立ち、自治体によっては駆除を行っています。

著者である鈴木欣司氏(写真家・サイエンスライター)によると、
外来生物が国内にはびこるようになった原因の多くが、人為(放逐・観光・産業など)であることを考えると、なかなか解決容易ならぬ問題である、とのことです。
氏は、10年以上にわたり、国内の外来哺乳類を追跡し、取材・撮影を行っています。
本書に、その成果がまとめられており、生態写真の他、最新の生息分布状況や、現地の住民や自然への影響なども盛り込まれています。

並製B5判で、定価は4200円(税込)です。
高精細印刷により、写真の動物たちの細部が、よ〜く見えます。

まずは書店さんにて、一度手にとってご覧ください。
日本外来哺乳類(小).jpg
posted by 旺文社 at 14:11 | TrackBack(0) | 記事

旺文社 会社案内

株式会社 旺文社
旺文社は創業以来70年にわたり、学参・辞典を中心とした書籍群、「螢雪時代」に代表される受験雑誌群など、幅広い出版活動を行ってきました。また、各種の大学入試模擬テスト、システム教材をはじめとする事業等を展開。出版および出版関連事業を通じて、次代を担う若い人に、確かな知識と情報を提供しています。
posted by 旺文社 at 14:10 | TrackBack(0) | 記事